ご案内

わたしたちのウェブサイトを訪れて下さり、ありがとうございます。
わたしたちは、日本の和太鼓の演奏家と愛好家による研究会です。


〈さとおと太鼓教室のはじまり〉

神奈川県で生まれた「さとおと太鼓教室」は、郷土芸能の調査のために本拠地を
兵庫県に移し、現在は、神戸市西区神出町の稽古場に、
県下各地から子どもから女性、大人まで、様々な世代の生徒の皆さんが集っています。 たのしく太鼓を打ってみましょう。


〈わたしたちの本拠地・神出 かんで〉

兵庫県神戸市西区神出町の小さな稽古場は、
頂上に「神出神社」(かんでじんじゃ)があり、東経135度線が通過している
雌岡山(めっこうさん)のふもとにあります。
雌岡山からは、遠く淡路島も見ることができます。
この地は、自然に囲まれていて心が安まり稽古を行うのに適していること、
近年まで雨乞い行事が行われていたり、数々の伝説や民話が存在すること
から、日本の和太鼓に最も関わりの深い原風景を肌で感じられることなどの条件で選ばれました。

最寄りの駅である神戸市営地下鉄「西神中央駅」から稽古場そばまで、
バスで10分程度。
東京や各地から訪ねて来る多くの演奏家や芸術家の皆さんが
新幹線の新神戸駅から地下鉄に乗り換えて訪ねてこられます。
また、地元の皆さんは、15台分ある無料駐車場で車をとめて頂けます。

〈さとおと太鼓研究会〉
さとおと太鼓教室と共に稽古場を運営しているのが
教室生による組織「さとおと太鼓研究会」です。
もともとは、太鼓唄 七海が手がけている仕事唄をモチーフとした太鼓作品群を
専門的に演奏する特別グループとして発足しましたが、
2017年より教室生全員の組織として再編され、
2018年からは、教室とは別組織として、稽古場を教室とともに運営することに
なりました。

もともと、「さとおと太鼓教室」は、本来の郷土芸能が果たしていた
世代間交流の場を復活させることも目的として立ち上げられました。

さまざまな年齢の子どもたちやいろいろな仕事を持つ人々、
そして世界中の人々が和太鼓を通して
仲間作りができるよう2018年から教室から
独立した企画も行うことになっています。

〈古式打法とその指導者〉
古式打法は、音楽表現、舞台表現として創られた「組太鼓」や「創作太鼓」と
現在、地域で受け継がれている「祭りの太鼓」とでは、
その打法や意図するものが全く異なると考え、
日本の武道や組太鼓以前の芸能である「神楽」「能」「囃子」や郷土の行事のなかに受け継がれている要素、また神社仏閣で伝承されて来た太鼓などを考察し、一般の人々が楽しみながら身体を整えていける打法としてつくられました。

「心と体の健康のための太鼓」として東京都公開講座などで現在も取り組まれている打法で、
兵庫県出身の故・山本幹夫氏、日本太鼓塾のもとで10年間学んだ
本教室の主宰者・太鼓唄 七海と山本師のご子息・麻琴氏(御諏訪太鼓伝承者・写真中央)の
2人によって受け継がれ、それぞれが異なる道で発展をさせる試みを続けています。

この打法は、戦後の日本に組太鼓が生まれ、その太鼓を広める立場であった山本師が、
もともと子どもや女性が継続して打つことのなかった和太鼓を、身体を痛めずに
打てる方法を模索して創られました。

また、和楽器全般はもちろん、郷土の芸能、インドのシタール、モンゴルの馬頭琴、
インドネシアのガムランなど様々な演奏家や音楽家らを招き、
国立劇場や文化庁の研究者の先生方と共に、日本の太鼓芸能を考察する試みを
おこない、打ち手や演奏者、プレイヤーとしてだけでなく、
日本文化をどのように伝えて行くのかという志を自らの手で強く弟子たちに伝えました。

〈さとおと太鼓教室監修者〉
山本氏の内弟子であった太鼓唄 七海は、独立後、
文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」の講師に単身で選任、
兵庫県乳幼児子育て応援事業はじめ、独立行政法人 国際協力機構(JICA)が、
コートジボワール、ベナン、ブルキファソ、ジブチ、コンゴ民主共国、セネガルなど
アフリカ6カ国の地域保健行政に携わる行政官、医師、看護師ら13人を迎えて行う研修に、
チームビルディングの一環として「アフリカ地域 地域保健担当官のための保健行政」コース
和太鼓指導をつとめるなど、指導者としての経験を更に積みながら研究を続けています。

また、日本の郷土芸能のなかの打法を研究する「日本のふるさと音めぐり」を主宰、
クリエイターや演奏家、研究者、雑誌社の協力で、
自ら郷土芸能の継承者となってその継承方法について調べ、
そこから人間の持つリズムについて深く考察しています。

また、和太鼓を専門的に教える学校や指導者、専門誌などが少なく、
偏った情報が多く錯綜していることを案じ、
組太鼓の成り立ちや各地の注目すべき太鼓打法、和楽器、郷土芸能などを
独自の視点から紹介したり、問題提起していくための数々の試みを行っています。

〈慈響館〉
2017年春に、郷音舎に小さな資料室が完成しました。
郷音舎の稽古場と資料室を故・山本幹夫氏の戒名より
「慈響館」となづけ、
和太鼓を通して子どもたちや愛好者の世界が広がるような稽古場作りのため、
また和太鼓の世界をより豊かにするための発信を目指しています。